メーカー・ディーラーとの交渉、及び経過

平成15年5月23日

一度目の出火。
事故後、車両とともに
BUBUに行く。
整備担当A課長は講習で不在だったためにM店長の対応となる。
早急にメーカーと消防に連絡し出火原因の特定を依頼する。

平成15年5月24日

BUBUに電話で調査の手配は完了したのか確認。
M店長に
FAJ及び消防の手配が終了しているので週明けにでも調査に
来ることになるだろうと伝えられる。

平成15年5月25日

整備担当A課長より電話連絡が入る。
前日、M店長に話した内容を再度伝え、
早急な対応をお願いする。

平成15年5月26日

整備担当A課長に確認したところ、FAJ、消防には連絡が行っていない
とのことだったので、
消防だけにでも早急に来て調査をしてもらうように
依頼する。

午後、電話で消防の調査があるので立ち会ってほしいと言われ、
BUBU
にて調査に立ち会う。(消防署員3名、BUBU整備担当A課長

札幌市消防局調査課による調査の結果、原因は特定できないが、ハーネス
の皮膜が
数箇所破れており酸化痕がありショートの可能性が考えられる。

なんらかの要因でショートした火花が、気化したガソリンなどに引火した
のでは
ないかという推測。
消防から調査の際に損傷した部品の解体等を
依頼されたが、
BUBU
では許可してもらうことができませんでした。
ちなみにこのハーネスは前回修理の際、部品取り車から移設されたもので
新品ではありませんでした。

上記の調査結果に基づき考えられる部品すべてを交換することで修理対応
させて
もらえないか、と整備担当A課長より提案。

原因の特定ではなく「推測」であったため、原因が特定できていない車
には乗れない
ことをA課長に伝え、BUBUの展示車両である同車種で
あるプントHGTとの
車両交換を依頼する。
税金、登録諸費用(約30万円)は自己負担となることを
聞かされる。

A課長の「必ず直すから乗ってください」という言葉を信じ、修理を依頼
した。

消防の見解を元に考えられる原因を推測し、FAJのフィールド担当Y氏とも
連絡を取りながら
できる限りのパーツを交換するとのこと。

同時にディーラー及びメーカーでの出火原因の徹底調査を依頼する。

平成15年6月
(事故後一週間)

FAJのフィールド担当Y氏が調査のために来札。

私自身も出火原因を早急に特定したかったために、FAJの調査に立会いを
お願い
したが拒否される。

FAJの見解としてBUBUで装着したアース、エアクリーナーが出火の可能性
もある
と聞かされ、A課長と相談しアース、エアクリーナーを外す。
社外品であるマフラー
は納車時にノーマルパーツを返却していただいて
いないために社外品のままとなる。

平成15年6月16日

2速5000rpmでエンジンリミッターが作動したような状態となり、
BUBUへ
連絡、入庫。
コンピュータ診断ではまったく異常なし。
A課長を同乗させBUBU近くの手稲山へ試乗。
BUBUを出た直後にA課長より「焦げ臭い臭いがする」との話が
あったが、私は
「部品交換後、常に臭いはしている」と伝える。

A課長は「触媒の焦げる臭い」とのことだったので再度点検は行わず。

平成15年6月23日

二度目の出火。
現場に駆けつけたA課長より
「私のミスだ」「車はいくらでも新しいもの
にしてやる」と言われる。
(消防隊員、警察官も確認済み)

その後搬送車でプントとともにBUBUへ行き、H常務、M店長、A課長と
話をする。

できる限り要望には答えるので遠慮なく希望を言ってくださいとH常務より
言われたので、
「怖くてプントにはもう乗れません」と伝える。

BUBUでも「二度も出火した車を進めるようなことはしませんし、
私たちも同じ状況
なら絶対にプントには乗りません」と言われる。

消火活動により損害を受けたベビーシートは大至急、現物を用意して
くれるとのこと。
(二日後、同じ製品を自宅まで持ってきていただく)

被害品の一覧を作成して提出するようにH常務から言われるが、その際に
被害品を
実際よりも多く書いてください、とのこと。

燃えた車両より、室内の備品を取り出し帰宅となる。

この時点ではBUBUから私には一切非はないと言われている。

平成15年6月末

被害品一覧を作成しBUBUへ提出。
H常務から言われた被害品目の水増しは
「詐欺」にあたると判断したために
実際に被害にあったもののみを書きメールにて
BUBUへ送付。
同じく江別消防署へも被害届けを提出。
(内容はBUBUに提出したものと同じ)

車両についての要望も「M店長やA課長の言うように、プントは怖くて
乗れないですし、
147に乗りたいわけではないが、BUBUで扱って
いる車両の中でしか
交換できないのであれば、損害額と同程度の金額で
ある147と相殺してほしい」と
伝える。

平成15年6月末

AJのフィールド担当Y氏、カスタマー担当O氏、調査のため来札。
(事故後4日)

FAJの二名とBUBUのH常務、A課長との話し合い。
FAJの事故認識の甘さ、対応の甘さ、ユーザーへの配慮が欠けている
こと、
完全な原因追求をお願いする。
カスタマー担当O氏からFAJを代表してからは不適切な対応

(事故後の対応の遅さ)に対して謝罪があり、今後は社内でも
改善していくよう
心がけるとの回答をいただく。

平成15年7月

FAJの回答をH常務より聞かされる。
147には交換できない、車両も現状復帰が
原則であり、焼失したプント
相当の中古車を探して提供する。

パーツについては使用できるものは再利用して、焼失してしまったものは
新品に交換する
との内容。

こちらの希望である、「プントには乗れない」ことを伝えてあるので
BUBUを
通じて再検討の依頼をする。

平成15年7月

FAJからの最終回答をH常務から聞かされる。

プントは新車を提供する。
その他のパーツも事故当時装着していたものを新品に交換する。


この条件が受け入れられない場合はFAJとの話し合いではなく、購入契約
をしたBUBU
との話し合いになると言われる。

また事故当日、A課長の「私のミス」「車両の交換」の発言に対して、
担当者であるA課長に
賠償させる方法もあると言われるが、A課長個人の
責任ではないと考えているので断る。

A課長が頻繁に自宅に来てくれて今後のアドバイスをしていただく。

平成15年7月

H常務より147への交換を提案される。

一旦、プントを購入したときの契約を解除して147を購入するという
内容のもの。
契約解除で返金したお金で147なり、自分の好きな車を買うのが得策
ではないか
とのこと。
BUBUとしてはFAJから新車のプントが送られてくるので、
それを
売って賠償に充てるつもりだとのこと。

契約を解除して一旦、お金を返却してもらえるのならば、プントに一番
価格が近い
147、3Dr、MTで見積もりを作成していただくよう
お願いする。

平成15年7月

BUBUで登録済みの147、5Dr、MTへの代替を勧められる。
(希望していたのは3ドア、MT)

見積もりの結果、契約解除で返金される288万円に16万円の追い金
をしなければ
購入できないとのことで147の購入はあきらめ、
BUBUから提案のあった契約解除
の手続きをお願いする。

契約解除になるために今まで使用していた代車を返却する。

同時にBUBUに在庫している中古の147などの購入条件を教えて
いただけるよう依頼する。

平成15年7月14日

本日より担当がH常務から従来の担当者A課長に変更になる。

早急に「契約解除」の書類の作成をするとのこと。
原因の調査は費用が80万円近くかかるので現在、FAJと調査費用の
負担割合について
協議している。

金銭の問題ならば私が立て替えて調査をしても良いと提案するが、
断られる。

平成15年7月15日

「契約解除」についてお願いしたいことがあると、A課長が自宅へ来る。
調査を行う方向で話は進んでいるが、原因調査を行って、あなたに非が
あった場合は
返金したお金は返してもらえるか?と聞かれる。

納得できる要因であればもちろん返却すると答える。
整備ミスと調査結果が出た場合は受け入れるのか質問すると、
A課長が「私が納得できなくてもBUBU内部の8割の人間が納得できる
ような結果なら受け入れる」と言う。

念書が必要とのことで、後日契約解除の書類とともに念書にもサインして
ほしいとのこと。

調査中止を依頼するなら今しかないと言われ、私の最終的な意見を
聞かれた。

A課長やBUBUの諸事情を聞かされ調査中止の依頼をする。


私に対しても「何か隠してないですよね?」
「火をつけたりしてないですよね?」などと
聞かれる。
平成15年7月15日

FAJカスタマー担当者O氏から電話がくる。
三者(FAJ、BUBU、私)が歩み寄った落としどころが契約解除に
よる
返金なのだから、どうか納得してほしい、調査を行って万が一、
整備ミスと判断されれば
FAJはBUBUに対して保証を行うことは」
できなくなり、BUBUが全額保証しなくて
はならなくなるので迷惑が
かかる。

これからもあなたはBUBUと付き合いしていくのだからこの辺で
手をうってはどうか、
との内容。

BUBUにも伝えてあるように納得はできないが、理解はできること
なので
了解する。

平成15年7月16日

BUBUから電話で話があるので来て欲しいと言われ、H常務から
話を
聞けば、原因が特定できた後でないと返却できない、とのこと。

私がBUBUを飛び越えてFAJに直接話をしたため「契約解除」凍結の
判断を下した
とのこと。それ以上の納得できる説明はなし。
詳しい説明を求めたが、とにかく「原因追求ができるまで契約解除凍結」
との回答しか
得られず。

A課長はH常務に今までの話し合い通り念書をとって返金すように
頼んでいたが、H常務に了解してもらえず。

個人での交渉は不可能と判断し北海道消費者協会へ相談に行く。
アドバイスに従い陸運支局、国土交通省、褐岡自動車へ報告をする。

また今後一切、BUBUとは口頭での約束は行わないで、すべて文書で
行うよう指示され、
車両調査も独自で調査会社を手配すべきと言われた
ため、その旨をA課長に電話で伝える。

夜、FAJのカスタマー担当O氏より携帯に電話があり、契約解除凍結に
ついてに詳細を確認した
ところ、FAJが返金をストップしているわけ
ではない、BUBUの判断によるもの
だとのこと。
車両調査をさせてほしいと頼まれる。

私のほうで調査会社を探して調査を行うので車には手を触れないように
話すが、すでに調査会社は手配済みで明日札幌にて調査を行う段取りに
なっており、立ち
会って欲しいといわれるが、前日の夜に言われても仕事
の都合などで不可能なので車には
一切手を触れないこと、調査結果を
明らかにすることを条件に調査を許可する。

カスタマー担当O氏はBUBUの返金延期の対応をなんとかするように
働きかけてみると言っていた。

またこの時点でA課長より5月の一回目火災の原因調査が行われて
いなく、損傷部品が
BUBUに保管されていることを聞かされる。

平成15年7月末

H常務へ「なぜ契約解除ができないか」との質問状を送る。

褐岡自動車でも「早急に事実関係を調査し連絡する」と言っていたが
まったく連絡は
ない。

平成15年8月18日

車両鑑定の結果報告が8月20日に延期になると、FAJから連絡が
あった。

平成15年8月19日

H常務からメールの返事と調査結果が遅れたお詫びのメールがくる。
契約解除凍結の見解がFAJとはまったく違う。
FAJではBUBUが独断で行ったことと言っているし、
BUBUではFAJの指示と言っている。

平成15年8月20日

FAJより調査結果が出たとの報告があった。
8月28日に書類を見せながら詳しく説明するとのこと。

平成15年8月28日

FAJのY氏、O氏、BUBUのH常務、A課長が自宅へ来る。

回答は鑑定結果にも書いてあるように外的要因であり、第三者が火を
つけたというもの。
書面では特定していないが、話し合いの中でFAJのO氏より、
「第一回目の火災時から、あなたが
故意に火をつけたものと思っていた」
と言われる。(消費者協会のアドバイスもあり録音済み)
不十分な報告書だったので詳細を聞いたが、一切答えられないし答える
義務もないと
いわれ、これ以上の質問は裁判でお願いしますとのこと。

「放火」ということならば、民事でなく刑事事件になるので江別警察署へ
事情を
話しに行く。
詳しい事情を聞かれ、証拠品は自宅に持ってきたほうがよいとの
アドバイスがあったので早急にレッカーにて自宅まで車両を搬送。

平成15年8月29日

江別警察署による車両の写真撮影。

平成15年9月

江別消防署へFAJからの調査報告書を提出。
簡単な車両調査を行う。
消防署の意見では「ここまで燃えていると原因を特定するのは不可能」
とのこと。
また車両を解体、手を入れた形跡がまったくないので、どのように
調査を行ったのか疑問とのこと。

平成15年10月22日

国土交通省北海道運輸局へ事故の詳細を報告。
BUBUへ挙本法科学鑑定センターの調査結果をユーザーに公開するように
働きかけてくれるが、FAJのO氏より調査結果の公開は行わないと
運輸局へ連絡がある。


日本自動車製造物責任相談センターに相談するようにアドバイスいただく。

平成15年11月6日 日本自動車製造物責任相談センターへ資料を郵送し、調査結果を公開して
もらえるように相談する。
常識的な見方では調査報告書とは言えないとのこと。
平成15年11月7日 FAJのO氏より調査結果の公開はしないとのメールが来る。

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